
「猫の様子がいつもと違う気がする。」

「猫の呼吸が浅く速いため普段より気になるから心配だ。」
あなたは今、そうお考えではありませんか。
猫の様子がいつもと違って気になっている方や、猫の病気について知りたい方に向けての記事になります。

猫と暮らす上で知っておきたい猫の病気について、現役の猫の下僕が解説していくよ!!
今回は、猫の気胸の症状や原因、対策方法についてまとめました。
Table of Contents
猫の気胸の症状
猫の気胸とは、胸の中の肺の周囲に胸腔という空間に余分な空気が入り込み、肺が十分に拡張できなくなる病気です。
交通事故や猫同士のケンカを原因とすることが多い病気です。
猫の肺炎の時の症状一例
ゼーゼーと浅く早い呼吸を繰り返したり、ヨダレを流したり、吐血をする場合もあります。
また、胸を痛がり、触られるのをとても嫌がったり、運動も嫌がるようになります。
さらに寝転ぶことをせず、座った姿勢を取ることが多くなります。
症状が進行すると呼吸困難に陥る場合もありますので注意が必要です。
猫の気胸の原因
猫の気胸とは、胸の中の肺の周囲に胸腔という空間に余分な空気が入り込み、肺が十分に拡張できなくなる病気です。
猫の気胸の原因は主に以下が挙げられます。
外傷
交通事故や猫同士のケンカを原因とすることが多い病気です。
肺や気管、胸膜に穴が開いてしまう原因は事故や怪我による外傷が最も多いと言われています。
他にも高いところから落ちたり、他の猫と喧嘩して胸や気管を傷つけられたり、鋭利なものによる胸壁の貫通によっても発症のリスクが高まります。
また、肺炎や肺気腫など何らかの呼吸器の病気にかかっている状態で強い咳をすることでも肺や気管、胸膜に穴が開いてしまう場合があるので注意が必要です。
猫の気胸の予防方法
猫を外へ出さずに完全室内飼育にすることや他の猫との接触を避けることで気胸は防ぐことができます。
また、気胸の原因にもなる呼吸器疾患の早期発見・早期治療が重要です。
猫の異変や体調の変化に気づいたら、なるべく早めにかかりつけの動物病院に診てもらうようにしましょう。
猫の気胸の治療方法
ケージレスト(安静)
呼吸器症状が見られない軽度の症状であれば、ケージ内で安静にすることで徐々に良くなるケースもあります。
胸腔からの空気の抜去
胸腔からの空気の抜去胸腔に針を刺して空気を抜くことで徐々に良くなっていく例もあります。
しかし、胸腔に針を刺して空気を抜いても、何度も空気が溜まってしまう場合には、胸腔チューブを設置し、継続的に空気を抜く必要があります。
外科手術
症状が重く呼吸困難が強い場合や、空いている穴が大きい場合、事故などで緊急性が高い場合は外科手術や入院による酸素吸入が行われます。
外科手術の内容としては、針で胸腔内の空気を排出したり、開胸手術などを行います。
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