
「猫の様子がいつもと違う気がする。」

「猫の血尿が出たから心配だ。」
あなたは今、そうお考えではありませんか。
猫の様子がいつもと違って気になっている方や、猫の病気について知りたい方に向けての記事になります。

猫と暮らす上で知っておきたい猫の病気について、現役の猫の下僕が解説していくよ!!
今回は、猫の血尿の症状や原因、対策方法についてまとめました。
Table of Contents
猫の血尿の症状
猫の血尿の時の症状一例
猫が急に血尿を出した場合には心配になりますよね。
普段と違って尿の量が多い場合や少ない場合、色がいつもより濃かったり、血尿が出た場合には注意が必要です。
上記の症状が見られる時に考えられる原因や対策を解説していきます。
その前に、まずは猫と暮らしている方には知っておいて欲しい健康な猫の尿のチェックポイントについて一般論を解説します。
健康な猫の尿のチェックポイント
猫の尿が「いつもと違う!」と気づくためには、健康時の状態を知っておくことが重要です。
猫によって個体差もあるので、愛猫が健康なときの尿の回数、色、量などを把握しておきましょう。
【回数】1日1〜3回
オシッコの回数は1日1~3回が目安。
5回以上はかなり多めです。急にトイレに行く頻度が増えるのは、尿の量が増える、残尿感がある、尿をしたくても出ないなどの原因が考えられます。
早く気づければ早いほど、早期発見・治療が可能になりますので、少しでも気になることがあれば病院を受診することをお勧めします。
【色】うすい黄色
健康な尿の色はうすい黄色。
尿の量が増えて色が薄くなってきたり、血液が混ざってピンクがかっていたり、にごっていたりする場合は、病院を受診しましょう。
【量】体重1kgあたり50ml以下
健康時の1日の尿量は、体重1kgあたり50mlを上限(体重4kgなら200ml)の目安として、これを超える場合は「多尿」と考えられるでしょう。
病気の可能性があるので、早く気づければ早いほど、早期発見・治療が可能になります。少しでも気になることがあれば病院を受診することをお勧めします。
固まる猫砂を使っている場合は、固まりの大きさが尿量を知る手がかりになります。
猫の血尿の原因
尿の量が多い時
尿の量が多い場合は、腎臓に問題が起きている可能性があります。
慢性腎不全が原因の場合、水をよく飲むようになり尿の量が増えたりします。
また、糖尿病や甲状腺機能亢進症、その他の疾患によっても尿量が増えることはありますので少しでも気になることがあれば病院を受診することをお勧めします。
尿の量が少ない時
尿の量が少ない場合は、泌尿器の異常が考えられます。
細菌などの感染による膀胱炎や尿道炎のような下部尿路疾患が起きると、少量の尿を頻回に排尿することがあります。
排尿時に鳴き声をあげることで気付ける場合もあります。
また、あまりにも急激に腎臓の機能が落ちてしまうと急性腎不全となり、腎臓での尿の生成ができなくなって尿量が少なくなります。
病気の可能性があるので、早く気づければ早いほど、早期発見・治療が可能になります。少しでも気になることがあれば病院を受診することをお勧めします。
尿の色がおかしい時
尿の色がおかしい場合は、膀胱炎や尿道炎のような下部尿路疾患では、炎症や出血により薄赤~焦げ茶色の尿をすることがあります。
また、肝臓の炎症が原因で尿が濃くなることがあります。
病気の可能性があるので、早く気づければ早いほど、早期発見・治療が可能になります。少しでも気になることがあれば病院を受診することをお勧めします。
暑い時期には熱中症が原因で血尿が出る事もありますので、夏や高温時には熱中症の可能性も考えておくと良いでしょう。
他には、玉ねぎや長ネギなどのネギ類を食べてしまった場合や免疫介在性溶血疾患などでは、赤血球などが破壊される溶血性貧血により尿の色が赤~黒くなることがあります。
玉ねぎや長ネギなどのネギ類を食べてしまった場合は、死に至る可能性がありますので、早急に病院へ連れていきましょう。
猫の血尿の対策方法
健康な猫の尿のチェックポイントでお伝えしたように、猫の健康時の尿の状態をしっかりと知っておくことが重要です。
健康時と違う様子が見られるようであれば、かかりつけの獣医に相談しましょう。
早く気づければ早いほど、早期発見・治療が可能になりますので、少しでも気になることがあれば病院を受診することをお勧めします。
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