
「初めて猫を飼うけど、しつけや子猫のうちからやっておきたいことが知りたい。」

「子猫を飼っているけど、しつけや子猫のうちからやっておきたいことがわからない。」
あなたは今、そうお考えではありませんか。
しつけや子猫のうちからやっておきたいことを知りたい方に向けての記事になります。

猫と暮らす上で知っておきたいしつけや子猫のうちからやっておきたいことについて、現役の猫の下僕が解説していくよ!!
今回は、しつけや子猫のうちからやっておきたいことをまとめました。
Table of Contents
しつけや子猫のうちからやっておきたいこととは?
猫と一緒に暮らし始めて、やんちゃな行動のしつけの仕方がわからないと困っている方もいると思います。
猫はしつけがしにくい動物と言われるくらい、しつけは難しいです。
そもそも猫は犬のように社会性が強い動物ではありませんので、褒められても嬉しいと感じることが少ないと言われています。
そんな難易度の高い猫のしつけ方法をこの記事では紹介していきます。
さらに子猫のうちからやっておきたいことも紹介しますので、比較的しつけがしやすい子猫のうちにやっておくべきことも押さえておきましょう。
猫の基本の5つのしつけ
トイレ
猫と暮らす上で知っておきたい猫のトイレトレーニング・しつけの方法はしっかりと押さえておきましょう。
猫のトイレトレーニング・しつけの方法は下記の通りです。
- ①落ち着ける場所にトイレを設置
- ②ソワソワサインが出たらトイレへ
- ③うまくトイレできたら褒める
さらに詳しくトイレトレーニング・しつけの方法をさらに詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください。

愛猫家おすすめの猫用トイレのまとめ記事はこちらを参考にしてみてください。

爪とぎ
猫にとっての爪とぎは、トイレに行くのと同じくらい生理的かつ本能であり当たり前のことですから、人間の都合でやめさせることは不可能と言えるでしょう。
無理にやめさせると猫にストレスを与えてしまうこともあります。
無理にやめさせたり、過剰に怒ったりせず、根気よく時間をかけてしつけに取り組むようにしましょう。
仮に指定した場所以外で爪をといでしまったときは怒らず、様子を観察してください。
猫のお気に入りの爪とぎの素材を知れる、良い機会です。
柔らかい場所なら紙やカーペット・ダンボール素材、椅子や家具など固いものなら麻縄や木製の爪とぎを用意してあげるといいかもしれません。
もし壁やソファ、カーペットなど指定以外の場所で爪とぎを始めたら「爪とぎをしてもいい場所」に優しく導いてあげてください。
間違っても大声を出したり、叩いたりするのはNGです。
猫の爪とぎのしつけ方法・爪とぎ対策・おすすめ爪とぎをさらに詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください。

噛み癖
子猫の場合は時に、噛み加減のしつけをしてあげる必要があります。
本来であれば最低生後2~3ヶ月までで、親兄弟とのじゃれ合いの中で噛む加減を学んでいきます。
強く噛みすぎると、兄弟からさらに強く噛みつかれたり、親猫に怒られることで、噛み加減を覚えていきます。
生後2~3ヶ月までに親兄弟と離れてしまった場合は、しつけなど飼い主さんの方で工夫をしてあげる必要があります。

ブラッシング
猫に上手なブラッシングをしてあげるためには、猫の毛の流れを知ることが必要です。
- 背中 頭からしっぽに向かって
- おなか 胸からお尻に向かって
- 脇腹 背中からお腹に向かって
- 顔まわり 顔の中心から外側に向かって
毛の流れに沿って、ブラッシングをしてあげると血行がよくなる効果もあり、さらに毛並みも整います。
ブラッシングに慣れていないうちは、顔周りや首周りなど猫が触られると気持ちいい場所を最初にブラッシングし、徐々に足や尻尾、お腹に挑戦してみてください。
ブラッシングが苦手・嫌がる猫については、すべてのお手入れにいえることですが「手早く」することが重要です。
また、基本的に猫は拘束されることを嫌いますから、延々と時間をかけてブラッシングするのは良くないです。
ブラッシングが苦手・嫌がる猫については、ひなたぼっこしながら気持ちよくお昼寝しているときや猫がスリスリ近寄ってくれるご機嫌なとき・リラックスしている時に少しでもブラシやコームで撫でてみることから始めましょう。

歯磨き
猫は基本的に口元を触られるのを嫌がります。
そのため、歯磨きに慣れさせるためには、生後半年までに歯磨きトレーニングしないと厳しいと言われています。(猫の個体差はあります)
猫の歯磨きで最初から歯ブラシを使うのはかなりハードルが高いです。
最初は口元を触れることに慣れさせて段階を経て歯ブラシを使えるようになるのが最終目標にできれば良いと思います。
- 【ステップ1】口元や歯にタッチする
- 【ステップ2】ガーゼで歯を磨く
- 【ステップ3】歯ブラシで歯を磨く

子猫のうちからやっておきたいこと
子猫のうちからやっておきたいこととして、愛猫が嫌がると後回しにしがちなことをやっておきましょう。
よくあるのは、爪切りや歯磨き、ブラッシングが苦手な猫ちゃんが多いです。
日常的に必要なお手入れのため、子猫のうちから慣れさせておけば、猫の健康も守れますし飼い主さんの負担も少なくなります。
基本の5つのしつけ以外で子猫のうちからやっておきたいことを下記にまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
- 爪切り
- シャンプー
- キャリーケース
- 首輪
爪切り
猫の手入れの難易度の高いものの一つとして、爪切りがあります。
爪切りは手順を踏んで行うとうまくいくことが多いようです。
いきなり猫を捕まえて無理やり爪を切ったり、爪切りで痛い思いをさせたりすると、怖がったりトラウマになると二度と切らせてくれなくなる可能性が高くなります。
間違っても大声を出したり、無理やり抱っこして爪を切ろうとするのはNGです。
①猫が落ち着ける体勢、状況に整える
②後ろ足から切る
③外側から順番に切っていく
④肉球を押して爪を出す
⑤尖ったところを少しずつ切る
猫の爪切りで難しいのは、爪の血管と神経を切らないようにしないといけないことです。
猫の爪には、爪の内側の根元に見えるピンク色の部分「クイック(quick)」と呼ばれる部分があり神経と血管が通っています。
クイックを傷つけないように、2〜3ミリの伸びた爪を切るようにしましょう。
爪切りが苦手な子には、バスタオルで視界を遮ったり、洗濯ネットに入れて爪切りをすると比較的楽に行えることもあります。
いきなり猫を捕まえて無理やり爪を切ったり、爪切りで痛い思いをさせたりすると、怖がったりトラウマになると二度と切らせてくれなくなる可能性が高くなります。
間違っても大声を出したり、無理やり抱っこして爪を切ろうとするのはNGです。
シャンプー
猫は本能的に水が苦手です。
猫をお風呂に入れる必要がある時とは、特に長毛種の猫の場合や猫自身のグルーミング(毛繕い)だけでは臭いや汚れが取れていない場合に入れることが多いです。
猫によってはお風呂を嫌がる子や元々苦手な子もいるので、上手くお風呂に入れるコツを紹介します。
①ゆっくりと足元からシャワーをかけていく
②足元、足、尻尾、お尻、背中、お腹、首元の順でしっかりと皮膚まで濡れるようにシャワーを当てます。
③全身を濡らせたら、②と同じ順でシャンプーで手早く洗っていきます。
④全身をシャンプーで洗えたら、すすぎ残しがないようにシャワーでゆっくり流します。
キャリーケース
キャリーケースは慣れていないと怖がってしまったり、病院に連れて行かれると認識してしまうことがあります。
キャリーケースに対して、猫が恐怖心やトラウマを持たないようにキャリーケース慣れ(=クレートトレーニング)をする際には、日常的にキャリーケースを家の中に置いておき、猫が自由に出入りできるようにしておきましょう。
また普段から猫が好んでいる場所や猫が落ち着きそうな静かな場所に置いておくのもよいでしょう。
②猫が自然にキャリーケースに入るのを待ちます。
無理にお尻を押して入れたり、抱っこして入れずに猫の方から入っていくことが大切です。
最初のうちは中に入っても、扉は閉めずにオープンしておきます。
③キャリーケースに慣れてきたら、おやつやおもちゃに集中している間にそっと扉を閉めてみましょう。
嫌がるようであればすぐに開けてあげてください。
④扉を閉めても平気なようであれば軽く猫が開けられるくらいの閉め方でもいいので、扉を閉めたままおやつをあげてみましょう。
ここに入ればおやつをもらえると認識してもらえると、クレートトレーニングが捗ります。
⑤完全に慣れてくれたら、扉をしっかり閉めて様子を見てみましょう。
間違っても大声を出したり、強く閉めたりするのはNGです。
あくまでも猫のためのトレーニングであるため、根気強く練習することが重要です。
首輪
愛猫に首輪をつけたら嫌がられたという悲しい経験をしたことがある飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
猫が首輪に慣れるまでは短くても2〜3日、長い子では2〜3週間かかる場合もあります。
①初めて首輪を付ける場合には、付けて様子をみてみましょう。
30分ほど付けてみて、足で引っ掻いたり、頭をブンブン振るようであればすぐに外しましょう。
嫌がる様子がなければそのまま30分ほど付けてみてください。
②少しずつ付ける時間を増やしていきます。
付ける時間を長くしていくことで、徐々に猫が慣れてくれますよ。
子猫の時に首輪に慣れる時間が短く1日ほどで慣れてくれることが多いです。
もしも子猫のうちに首輪に慣れさせたいのであれば、生後3ヶ月以降にトライしてみると良いでしょう。
詳しいしつけ方法やトレーニングについては関連記事を参考にしてみてください。



猫のしつけや子猫のうちからやっておきたいことのまとめ
猫のしつけや子猫のうちからやっておきたいことについては以下のまとめを参考にしてください。
- 子猫のうちからやっておきたい基本の5つのしつけ
トイレ、爪とぎ、噛み癖、ブラッシング、歯磨き - 子猫のうちからやっておきたいこととして、愛猫が嫌がると後回しにしがちなことを優先