
「猫の様子がいつもと違う気がする。」

「猫の元気や食欲がないから心配だ。」
あなたは今、そうお考えではありませんか。
猫の様子がいつもと違って気になっている方や、猫の病気について知りたい方に向けての記事になります。

猫と暮らす上で知っておきたい猫の病気について、現役の猫の下僕が解説していくよ!!
今回は、猫の猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)の症状や原因、対策方法についてまとめました。
Table of Contents
猫の猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)の症状
猫の猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)は、正式には「猫免疫不全ウィルス(FIV)感染症」と呼ばれており、感染すると免疫力が段々となくなり、様々な疾患が起きる病気です。
猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)に感染すると、長期間かけて感染から発症まで大きく3つの段階に分けられます。
しかし一方で、発症までの潜伏期間中は無症状なことも多く、場合によっては、発症しないこともあります。
下記の症状一例で詳しく紹介します。
猫の猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)の時の症状一例
猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)に感染すると、長期間かけて感染から発症まで大きく3つの段階に分けられます。
急性期
感染から数週間~4ヶ月ぐらい経過した頃のことを急性期と呼びます。
全身のリンパが腫れることによる発熱、風邪っぽい症状、下痢などの症状が続きます。
キャリア期
急性期の症状が落ち着き、ウイルス自体がリンパ球に潜伏する期間のことをキャリア期と呼びます。
体内ではウイルスが猛威をふるっていますが、表面上では今までの症状が消えたように見えます。
急性期の一時的な症状がなくなってしまうため、風邪だったのかな?などと一番感染に気がつきにくい時期と言えます。
キャリア期の長さは数ヶ月~10年と、猫の個体によってかなり差が出てきます。
したがって、エイズを発症する前に寿命を全うする猫もいます。
エイズ発症期
キャリア期が終わり、免疫不全症候群を発症する時期のことをエイズ発症期と呼びます。
リンパ節が腫れたり、口内炎や消化器の疾患、皮膚疾患、呼吸器の疾患などを発症するようになります。
さらに免疫力が弱まり、病状が進行すると後天性免疫不全症候群(エイズ)を発症し、貧血や腫瘍などの発生、体重減少など、体中さまざまな病気にかかってしまいます。
エイズ発症期を経て、上記のような状態になると、多くの場合、発症から数ヶ月で死亡する確率も高くなると言われています。
なお、ネコ免疫不全ウイルスは、人間を含む猫以外の動物に感染することはないと言われています。
猫の猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)の原因
猫の猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)の原因は、猫免疫不全ウイルスに感染することで起こる病気です。
このウイルスに感染している猫の唾液中に猫免疫不全ウイルスが含まれているので、感染している猫とケンカして噛まれたとき等に感染します。
また、感染している母猫から生まれた子猫は感染している場合があります。
猫の猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)の予防方法
予防策としては、猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)に感染している猫との接触を避け、感染している猫とケンカして噛まれないように完全室内飼いをするようにしましょう。
猫の猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)の治療方法
現在のところ、猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)を完全に治す治療法はありません。
現状のところ、様々な症状に応じて抗生物質やインターフェロン等の投与など対症療法をします。
また、飼育環境のストレスを減らしてあげることも緩和方法の一つと言われています。
後天性免疫症候群を発症すると、多くの場合、数ヶ月で命を落としてしまいます。
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