
「猫の様子がいつもと違う気がする。」

「猫がいつもより水を飲むから心配だ。」
あなたは今、そうお考えではありませんか。
猫の様子がいつもと違って気になっている方や、猫の病気について知りたい方に向けての記事になります。

猫と暮らす上で知っておきたい猫の病気について、現役の猫の下僕が解説していくよ!!
今回は、猫がいつもより水を飲む時の症状や原因、対策方法についてまとめました。
Table of Contents
猫がいつもより水を飲む時の症状
猫がいつもより水を飲む時の症状一例
猫が急に飲む水の量が増えた場合には心配になりますよね。
以前と比べて水の飲む量が圧倒的に増えた場合は、参考に量を測ってみると良いでしょう。
水をたくさん飲み、おしっこをたくさんする「多飲多尿」や食欲低下、体重減少、嘔吐、脱水、貧血、口内炎などの症状が見られる時に考えられる原因や対策を解説していきます。
その前に、まずは猫と暮らしている方には知っておいて欲しい猫が必要とする水分量について一般論を解説します。
猫が必要とする水分量
一日に猫が必要とする水分量は体重1kgあたり50ml程度といわれています。
一日につき、3kgぐらいの猫の場合は約150ml、4kgぐらいの猫の場合は約200mlの量を飲むのが普通だといわれています。
猫の体重(kg) | 1日の水分摂取量(ml) | |
2 | 100 | |
3 | 150 | |
4 | 200 | |
5 | 250 | |
6 | 300 | |
7 | 350 | |
8 | 400 | |
9 | 450 | |
10 | 500 |
この量を参考に、一晩で飲んだ水の量が標準より大きく多い場合は、動物病院で診てもらうことをオススメします。
※気温、運動量、夏の季節などによっても大きく左右されますので、いつでも新鮮な水が飲めるように環境を整えてください。
※人間用のミネラルウォーターは、マグネシウムなどのミネラルが多く含まれているものもあるため、猫に与える場合は注意が必要です。
猫がいつもより水を飲む時の原因
病気
慢性腎不全
慢性腎不全とは、様々な原因により腎臓の機能が時間をかけてゆっくりと低下していく病気です。
猫の場合、加齢に伴い腎機能が低下するケースが多く、特に7歳以上の猫によくみられる病気です。
腎臓には様々な機能がありますが、その中でも血液の中の老廃物をろ過し、尿をつくるという大切な役目を担っています。
腎臓病にかかると、腎臓の機能が低下していくため血液中の老廃物をろ過することができず、毒素が体の中に溜まって、様々な障害を引き起こします。
腎臓は一度悪くなると再生はできないため、腎臓病を早期発見し、いかに進行を遅らせて残りの機能を維持することが重要になります。
初期の段階では食事療法や新鮮な水分を取らせることも大切になってきますので、腎不全が疑われる場合には早めにかかりつけの獣医に相談しましょう。
糖尿病
他にも、猫が糖尿病にかかると水を多く飲むようになると言われています。
猫のほうが、犬よりも糖尿病になりやすいとも言われているので、注意して体調管理をしてあげましょう。
他にもすい臓、肝臓をはじめ体のどこかに炎症があるという場合、水分を多く摂るようになります。
猫がいつもより水を飲む時にはなんらかの病気のサインであることが考えられますので、早めにかかりつけの獣医に相談しましょう。
また腫瘍ができてしまった場合や10歳を超えた老猫によくみられる甲状腺機能亢進症などでも水をよく飲むようになりますので、水を多く飲んでいるから腎臓が悪いと決め付けるのではなく、その他にも病気のサインであることを見逃さないようにしましょう。
猫がいつもより水を飲む時の対策方法
基本的に猫がいつもより水を飲む時には、以前と比べて水の飲む量が圧倒的に増えた場合は、参考に量を測ってみると良いでしょう。
一日に猫が必要とする水分量の目安を上回るようであれば、かかりつけの獣医に相談しましょう。
腎臓は一度悪くなると再生はできないため、腎臓病を早期発見し、いかに進行を遅らせて残りの機能を維持することが重要になります。
初期の段階では食事療法や新鮮な水分を取らせることも大切になってきますので、腎不全が疑われる場合には早めにかかりつけの獣医に相談しましょう。
また、腎臓病でなかったとしても、猫がいつもより水を飲む時にはなんらかの病気のサインであることが考えられます。
早く気づければ早いほど、早期発見・治療が可能になりますので、少しでも気になることがあれば病院を受診することをお勧めします。
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