
「初めて猫を飼うけど、猫の鳴き声別の意味が知りたい。」

「子猫を飼っているけど、子猫が鳴き止まない時の理由がわからない。」
あなたは今、そうお考えではありませんか。
子猫が鳴き止まない時の理由、猫の鳴き声別解説、対策や注意点を知りたい方に向けての記事になります。

猫と暮らす上で知っておきたい子猫が鳴き止まない時の理由、猫の鳴き声別解説、対策や注意点について、現役の猫の下僕が解説していくよ!!
今回は、子猫が鳴き止まない時の理由、猫の鳴き声別解説、対策や注意点をまとめました。
Table of Contents
子猫が鳴きやまない理由とは?
子猫を初めてお迎えして、子猫が鳴きやまないと不安になりますよね。
人間の赤ちゃんと同じで、子猫は鳴くことで何かをアピールしていることがあります。
何をアピールしているのか、しっかり気づいて対応してあげることが大切です。
ここからは子猫が鳴き止まないときに考えられる理由を挙げていきます。
1.環境の変化に不安
猫は環境の変化にストレスを感じやすい生き物です。
引っ越した、家族構成に変化があった、ペットが増えた、家具の配置、フードや水飲みの場所が変わった、家の周りで騒音(工事等)など、環境の変化に敏感です。
猫には新しい環境に慣れてもらうために、なるべくストレスを与えないようリラックスできる環境を作りましょう。
子猫が鳴き止まない他にも、環境の変化に不安を感じている時、ゴロゴロいうこともあります。
うちの子も子猫の時はお迎えして家に着いてすぐにゴロゴロ言っていたので、環境の変化や不安を紛らわせていたのかなと思います。
2.お腹が空いている
子猫や成猫はお腹が空いていると鳴くことがあります。
元々子猫は、空腹時母猫に鳴いてアピールすると言われています。
猫は「薄明薄暮性動物」です。
つまり明け方と日没直後である薄暮の時間帯に活発に活動する動物と言われているため、朝夕は活発になることが多いです。
明け方と日没直後に鳴き止まないときには空腹を訴えているかもしれません。
3.遊んで欲しい・構って欲しい
探索する・追いかける・触れ合う・遊ぶ・交尾するといった欲求を行動欲求と言います。
これらの欲求を満たすために、猫は鳴くことがあります。
先ほどもお伝えしたように猫は「薄明薄暮性動物」です。
明け方や日没直後に活動が活発になるので、たくさん遊んだりしてあげることが大切です。
4.トイレに不満を持っている
トイレの近くで鳴いている場合には、トイレに不満を持っている可能性があります。
猫は綺麗好きのため、トイレがあまりにも汚いとトイレをしないこともあります。
トイレの環境の整え方の詳しい解説はこちらの記事を参考にしてみてください↓
https://nekolove.life/raise/toilet-training/
子猫が鳴きやまない時の対策
1.不安を取り除く
子猫の性格にもよりますが、寂しさや不安から鳴いてしまう子もいます。
子猫をお迎えして、人間も猫もお互いに不安ですよね。
寂しさや不安を取り除いてあげるように、コミュニケーションをとったりブラッシングをしてあげましょう。
もし苦手そうな子には無理にスキンシップを取らずに程よい距離感で観察して見るのも良いでしょう。
また、猫は環境の変化にストレスを感じやすい生き物です。
猫には新しい環境に慣れてもらうために、なるべくストレスを与えないようリラックスできる環境を作りましょう。
2.食事の時間を工夫してみる
猫はお腹が空いたときにも鳴いてアピールすることがあります。
特に明け方と日没直後には空腹になることが多く、よく鳴くことがあります。
特に明け方に鳴かれると飼い主さんが寝不足になることもあり困りますよね。(実際に私も苦労しました)
明け方に鳴いてしまう対策として夜の食事の時間を少し遅くすることで、空腹になる時間が短くなります。
また、ドライフードを給餌しているのであれば、自動給餌器を導入してあげると時間を決めて自動でフードを出してくれるので、明け方の鳴きや日中フードをあげられない飼い主さんにもおすすめです。
3.トイレは綺麗に
猫は綺麗好きなので、トイレはできるだけ常に綺麗にしておきましょう。
猫はトイレが汚くて不満だと、鳴いてアピールしたり、トイレ以外に粗相してしまうことがあります。
また多頭飼いしている方は特に重要なのが、トイレの個数です。
猫は基本的に他の猫の排泄物の臭いがする場所でトイレは好みません。
また、1匹で飼っている子の中にも、おしっことうんちを分けてしたい子もいます。
うちの子もおしっことうんちの場所は真反対に配置しており、分けておきたいようです。
猫の数+αのトイレが必要と言われており、2〜3匹飼っている方は猫の数+1、4匹以上飼っている方は+2個以上用意してあげましょう。
愛猫家おすすめの猫用トイレのまとめ記事はこちらから↓
https://nekolove.life/raise/recommend-toilet/
猫のトイレトレーニング・しつけの方法、粗相の原因のまとめ記事はこちらから↓
https://nekolove.life/raise/toilet-training/
猫の鳴き声別解説
挨拶・甘え・欲求などポジティブな意味
短い「ニャ」
短い「ニャ」は猫にとっての挨拶です。
朝起きたときやすれ違ったときに発せられます。
ただしスキンシップを取っていて強めに「ニャ」と言われたり、明らかに嫌がっている様子のときにはスキンシップは中断するようにしましょう。
「ニャー」「ミャー」
長めの「ニャー」「ミャー」は何かを欲求していることが多いです。
お腹が減った、トイレが汚い、遊んで欲しい、など飼い主に甘えているときに発することが多いです。
トイレの前で鳴くときにはトイレが汚い、トイレがしたい
ドアの前で鳴くときにはドアを開けて欲しい
など、行動と鳴き声で示すこともあります。
ただし全ての欲求に応えてしまうと、鳴けばなんでもしてくれると思い込んでしまうこともありますので、応える時と応えない時をしっかり分けるのも重要です。
不安・恐怖などネガティブな意味
「ウギャー」「ギャー」
大きな声や濁声で「ウギャー」「ギャー」は尻尾を踏んでしまったときや猫が痛みを感じたときに発せられることが多いです。
怪我の箇所を触ってしまって鳴いてしまうこともあります。
この鳴き声が長い期間継続するようであれば、かかりつけの動物病院に診てもらうことをおすすめいたします。
「シャー」「ウー」
「シャー」や低めの「ウー」は威嚇行動として発せられることが多いです。
尻尾や毛を逆立てて「シャー」「ウー」と威嚇することもあります。
初めて見た猫に対してや同居猫と喧嘩した際に威嚇することが多いです。
新入りの猫と顔合わせする際や同居猫と喧嘩した場合には、人間が無理に仲直りさせるのではなく猫たちに任せてみましょう。
下手に人間が介入してしまうと、飼い主さんが怪我をしてしまうことがあります。
また猫を叱るのもNGです。
猫を多頭飼いする時の会わせ方・コツについてはこちらの記事を参考にしてみてください↓
https://nekolove.life/raise/multi-headed/
「ニャーオ」「ミャーオ」
低い声で「ニャーオ」「ミャーオ」「ンニャーオ」「アオーン」は不安や警戒をしているときに発せられることが多いです。
不安や恐怖の際にも、猫は鳴くことがあります。
また何かを欲求しているときにも低い声で鳴くことがあるようで、猫が何を欲求しているのか理解することも重要です。
ただし全ての欲求に応えてしまうと、鳴けばなんでもしてくれると思い込んでしまうこともありますので、応える時と応えない時をしっかり分けるのも重要です。
また、低い声で鳴き続けるときは、発情している可能性もあります。
年齢や繁殖の時期と重なるようであれば、かかりつけの動物病院に診てもらうことをおすすめいたします。
うちの子も動物病院に連れて行く際の車内や移動時に低い声で「ニャーオ」と鳴くことがあります。
子猫が鳴きやまない時の注意点
かすれた声で鳴く
かすれた声で鳴く+鼻水やくしゃみ、咳や目やにが出るといった症状があれば猫風邪の可能性があります。
通称「猫風邪」と呼ばれる「上部気道感染症」は、鼻水やくしゃみ、咳や目やにが出るといった症状でまるで人間の風邪のような症状を引き起こします。
ヘルペスウイルスやカリシウイルス、クラミジアに感染することに発症します。
子猫や老猫が感染し発症した場合には重篤になることが多いので注意が必要です。
ワクチンを接種することで一定程度予防することができます。
感染力が強く、外を出歩いた飼い主の服や靴を経由して室内の猫に感染してしまうということもあります。
そのため完全室内飼いされているから安心だとワクチンを怠らず、室内飼いの猫でもワクチンは打つようにしましょう。
我が家の愛猫は、年に一回3種混合ワクチンを接種させています。
大声で苦しそう・痛そうに鳴く
猫は体調不良や何か隠したいことがある時は、弱っているのを周りに見せると襲われてしまうと言う本能からか、限界まで周りに見せない習性があります。
大きな声で苦しそう・痛そうに鳴くときには、猫が痛みを隠し切れないくらいの重症であるかもしれません。
口呼吸をしている、息が荒い、呼吸が浅い、排尿のたびに鳴く等であれば、すぐにかかりつけの動物病院に診てもらうことをおすすめいたします。
異常行動を伴う
脳の神経障害、認知症、甲状腺機能亢進症などに伴って、急に鳴いてしまうこともあります。
鳴き声以外にも下記のような症状・行動がある場合にはすぐにかかりつけの動物病院に診てもらうことをおすすめいたします。
脳の神経障害が疑われる場合
- 立てない
- まっすぐ歩けない、転けてしまう
- 左右の目の瞳孔の大きさが異なる
- 痙攣発作を起こす
認知症が疑われる場合
- 同じ場所を徘徊、つまずいたりぶつかったりする、飼い主さんのことがわからなくなる
- 飼い主や同居動物などへのつきまとい、無関心になる、飼い主を攻撃
- トイレの粗相
- これまで好きだったフードを食べなくなったり、食事をしたのに更に他のものを食べようとする
甲状腺機能亢進症が疑われる場合
- 10歳を超えた老猫によくみられる
- 水をよく飲むようになる
- 活発でよく食べるけど痩せてくる
- 嘔吐や下痢
症状は様々で定番の症状以外にも様々な症状があると言われています。
鳴き声以外にも下記のような症状・行動がある場合や何か変だなと思ったらすぐにかかりつけの動物病院に診てもらうことをおすすめいたします。
まとめ
猫の子猫が鳴き止まない時の理由、猫の鳴き声別解説、対策や注意点については以下のまとめを参考にしてください。
子猫を初めてお迎えして、子猫が鳴きやまないと不安になりますよね。
人間の赤ちゃんと同じで、子猫は鳴くことで何かをアピールしていることがあります。
何をアピールしているのか、しっかり気づいて対応してあげることが大切です。