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猫の睡眠時間はどのくらい?猫の睡眠時間が長い理由や注意点を愛猫家が解説

猫の育て方

「初めて猫を飼うけど、猫の睡眠時間について知りたい。」

「子猫を飼っているけど、寝過ぎか不安。」

あなたは今、そうお考えではありませんか。

猫の睡眠時間についてや猫の睡眠時間が長い理由を知りたい方に向けての記事になります。

猫と暮らす上で知っておきたい猫の睡眠時間についてや猫の睡眠時間が長い理由について、現役の猫の下僕が解説していくよ!!

今回は、猫の睡眠時間についてや猫の睡眠時間が長い理由をまとめました。

猫の睡眠時間はどのくらい?


猫はよく寝る生き物です。

猫の語源の一つに、よく寝る習性から「ねこ」という説もあります。

ここからは、子猫、成猫、老猫が具体的に何時間くらい眠るのかを解説していきたいと思います。

子猫の睡眠時間

子猫は18時間、哺乳期にいたっては20時間以上も眠ると言われています。

1日の7〜8割は寝ていることが大半です。

人間の赤ちゃんも睡眠時間が長いように、子猫もたくさん寝て育ちます。

成猫の睡眠時間

成猫は平均して14時間眠ると言われています。

時間の幅としては、12〜16時間程度です。

子猫の時よりは活動時間が長くなりますが、それでも1日の半分以上を寝ているのはなかなかすごいですよね。

ちなみに猫は夜行性と思われがちですが、「薄明薄暮性動物」です。

つまり明け方と日没直後である薄暮の時間帯に活発に活動する動物と言われているため、朝夕は活発になることが多いです。

あなたのお家の猫ちゃんも日中と夜中は寝ていることが多いのではないでしょうか。

老猫の睡眠時間

猫は7歳頃から体の衰えが始まり、12歳を越えると「老猫」と言われるようになります。

老猫も平均して睡眠時間が長く、子猫と同じくらい1日の大半を寝て過ごす子も多いです。

体の免疫や代謝など、若い猫と比べてどうしても落ちてしまいます。

ちょっとした動きに使うエネルギー量も増え、体力が減りがちな世代です。

そのため、猫のシニア期に突入すると、エネルギッシュに活動することは減りますが、基本的には「元気」ですので安心しましょう。

寝る時間が長くても、食欲・排泄などができていれば問題はありません。

レム睡眠とノンレム睡眠について


睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠と言う状態があると言われています。

レム睡眠は、「Rapid Eye Movement」の略で、寝ていても目が動いている状態のことです。

ノンレム睡眠とは、レムではない、つまり目が動かない睡眠で、ぐっすりと寝ている状態のことで、人間はこちらの方が多いと言われています。

一方で猫はレム睡眠が多いと言われており、実はぐっすり眠っているわけではないのかもしれません。

猫が長時間寝る理由


猫が長時間寝る理由は、複数あります。

本能的なものや気候や天候によるものもあると言われています。

ここからはそれぞれの理由を詳しく解説していきます。

狩りに備えるため

猫は狩りに備えるためや体力を温存するために長時間寝ることが多いです。

猫などの肉食動物は、食事の時間が長いと言われている草食動物と異なり、獲物が1匹捕れれば必要なエネルギーや栄養素が十分摂取できます。

また、狩りには体力を使うので、狩りと食事以外の時間は寝て過ごすことで活動量を抑え、体力を温存するためのその名残としてよく眠ると考えられています。

暑いため

猫は暑い時に、じっとしていることがあります。

人間も暑いと体力を消耗しやすいですよね。

猫も同じように暑いと体力を消耗しやすいと本能的にわかっているので、暑い時はじっとして寝ていることがあります。

寒いため

猫のルーツは砂漠地帯で、暑さには強いですが寒さには弱い子が多いです。

猫は寒い時にも、じっとして丸まって寝ていることがあります。

冬は体を丸めて、複数頭いればみんなで固まってぬくぬくしていることが多いです。

また、野良猫のように狩りをする必要がある時には、冬場には本来猫は狩りをしないので、その名残で本能的に動かずに寝ているとも言われています。

雨のため

雨の日も、猫はたくさん寝ていることが多いです。

雨の日は猫のエサとなる小動物も活動しないということが本能でわかっており、「狩りをしても成果が上がらないから休んでいる」という説が有力です。

そのため雨の日には本来猫は狩りをしないので、その名残で本能的に動かずに寝ているとも言われています。

猫の寝相でわかる熟睡度やリラックス度


猫は寝相によってある程度の熟睡具合やリラックス度がわかります。

ここからは、猫の寝相でわかる熟睡度やリラックス度について解説します。

香箱座り

前足をお腹の下にしまい込む「香箱座り」は、THE猫らしい座り方です。

香箱座りはすぐに立ち上がることができる座り方で、リラックスはしていない時の座り方と言われています。

危険を感知したらすぐに逃げられる体制で、かつ座れるという猫にメリットの多い座り方です。

香箱座りは、前足をお腹の下に仕舞い込むため、窮屈で苦手な子もいるようです。

うちの愛猫は、香箱座りが元々できないのか窮屈だから苦手なのか、基本的にスフィンクスのような座り方しかしないタイプです。

体を丸めて眠る

アンモナイトのように体をくるっと丸めて眠るのは、リラックスしている証拠です。

アンモナイトのような見た目から、「アンモニャイト」なんて可愛い名前で呼ばれていたりもします。

ただし、寒い時にも丸めて眠ることがあるので、室温もチェックしておくようにしましょう。

仰向けでお腹を見せて眠る

仰向けでお腹を見せて眠るのは、完全にリラックスしている状態です。

猫にとってお腹は急所なので、お腹を見せるということはかなり無防備な状態です。

ただし、暑い時にも仰向けでお腹を見せて眠ることがあるので、室温もチェックしておくようにしましょう。

横になってだらっと眠る

リラックスしつつ、暑さで横になってだらっと伸びて寝ることもあります。

猫も夏バテや熱中症になる可能性はあるので、注意が必要です。

夏場はしっかりと室温もチェックしておくようにしましょう。

猫が寝不足になるとどうなる?


猫が寝不足になるとどうなるのでしょうか。

猫は寝不足になるとストレスが増えることがあります。

猫はストレスが溜まると、元気がなくなる、食欲減退、免疫力が落ちるなどの症状が出てしまうことがあります。

免疫力が落ちると感染症にかかってしまったりと、体調悪化に直結してしまうことがあります。

猫によって出る症状が異なりますので、普段と様子が違うなと感じた場合には、かかりつけの獣医に相談しましょう。

猫は生活する中で睡眠時間が長い生き物だからこそ、飼い主さんは、猫が快適に過ごせるような環境を整えてあげられると良いですよね。

猫が寝不足にならないために飼い主ができること

猫は生活する中で睡眠時間が長い生き物だからこそ、猫が快適に過ごせるように飼い主さんができることをまとめました。

室温を適温に調整する

人間でも同じことが言えますが、「寒い」「暑い」でも睡眠の質が変わります。

猫は、「暑い」「寒い」を寝方で表現することがあります。

寒い時には丸めて眠ることがあったり、暑い時には体を横にだらっと伸ばして床や冷たい素材に肌をつけて寝ていることがあります。

猫が快適と感じる気温は20~28℃、湿度は50~60%が最適と考えられています。

猫が寝苦しくないように季節に応じて温度調整した快適な空間をキープすることが大事です。

特に気を付けてほしいのが湿度で、猫は暑さには強い動物と先ほどお伝えしましたが、湿度が高すぎると体温がうまく下げられるず、体調を崩す原因となります。

夏バテや熱中症を引き起こす原因にもなりますので、注意が必要です。

寝心地の良い環境の寝床を用意

猫がリラックスできる環境として、寝心地の良い環境の寝床を用意してあげることも重要です。

暗い場所

猫は暗い場所を好みます。

天敵から身を守るために、暗い場所を好むと言われています。

飼い猫の場合は、敵に狙われることはないものの、リラックスしたいときや恐怖や不安を感じた時に潜れる場所や箱状のペット用ベッドがあると良いかと思います。

高い場所

猫は高い場所を好みます。

天敵から身を守るために、高い場所を好むと言われています。

飼い猫の場合は、敵に狙われることはないものの、リラックスしたいときや恐怖や不安を感じた時に逃げられる場所やキャットタワーがあると良いかと思います。

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暖かくて日光が入る場所

猫は暖かくて日光が入る場所を好みます。

猫は日光浴が好きなので、出窓などの窓際で眠れるような環境を整えてあげられると良いでしょう。

とくに寒い冬は日光浴で暖まりたい子が多いです。

寝ている猫の邪魔をしない

寝ている猫は大人しいため・猫の寝姿が可愛いのでつい「抱っこしたい」「触りたい」と思う方も多いかもしれません。

ですが、できれば寝ている猫をわざと起こすようなことは避けたほうが良いでしょう。

誰でも同じですが、寝ている時に起こされたりしたらストレスを感じますよね。

寝ている猫を起こしたいからとオモチャを見せたり、オヤツをチラつかせるなど、猫の睡眠を中断すると「睡眠の質」を著しく下げてしまいます。

お子さんがいるご家庭なら、「猫が寝ているときには触らないように」と教えておくのも良いと思います。

騒がない

猫は耳が良く、人間の約8倍、犬の2倍くらい聞こえると言われています。

そのため、少しの音にも敏感で猫の眠りを妨げてしまうことがあります。

飼い主さんが部屋の中を動く、テレビをつけるなど、日常的な生活音なら慣れている猫ちゃんなら問題ないとは思います。

うちの子は小さい頃は留守番が多かったものの、成猫になってからは在宅ワークで人がいることも多いので日常的な生活音なら慣れているようです。

猫が寝ている部屋でバタバタと騒音を立てる、掃除機をかける、猫の寝ている近くで子供たちが騒ぐなど、わざわざ猫の眠りを妨げることはなるべくしないようにしましょう。

注意したい体調が悪い時の寝方


1日をほとんどの時間睡眠で過ごす猫はどう言った時に注意が必要なのでしょうか?

体調が悪い時の寝ている様子としては、下記が挙げられます。

  • 呼吸がいつもよりはやい
  • いびきをかくようになった
  • 寒くもないのに震えている
  • いつもいる場所でくつろぐことを避けて眠る
  • 人の手の届きにくい高いところを選んで眠る
  • いつもは潜り込まない狭い場所などを選んで眠る
  • しっかり身を横にせず、体を庇ったりうずくまったままの姿勢で休む
  • 急所のお腹を隠すように丸くなって眠る
  • 眠りが浅い

1日のうちの長い時間を寝たり休んだりして過ごすことは猫にとって普通のことで、基本的には問題ありません。

上記のようないつもと寝姿が異なり体調不良を疑った時には、かかりつけの病院で診てもらうことをおすすめいたします。

【よくある質問】Q.子猫が寝過ぎか心配

A.子猫は18時間、哺乳期にいたっては20時間以上も眠る

子猫は1日にどのくらい寝るのが普通なのでしょうか?

結論からお伝えすると、猫の1日の睡眠時間は、成猫で14時間、子猫は18時間、哺乳期にいたっては20時間以上も眠ると言われています。

初めて猫を飼った際にびっくりしたのが、猫はよく寝ると言うことです。

「猫」の語源は「寝る子」であるとも言われているくらい、よく寝ると言われています。

また、常に寝ているわけではなく休息をとって狩に備えている習性もあると言われています。

1日をほとんどの時間睡眠で過ごす猫はどう言った時に注意が必要なのでしょうか?

体調が悪い時の寝ている様子としては、下記が挙げられます。

  • 呼吸がいつもよりはやい
  • いびきをかくようになった
  • 寒くもないのに震えている
  • いつもいる場所でくつろぐことを避けて眠る
  • 人の手の届きにくい高いところを選んで眠る
  • いつもは潜り込まない狭い場所などを選んで眠る
  • しっかり身を横にせず、体を庇ったりうずくまったままの姿勢で休む
  • 急所のお腹を隠すように丸くなって眠る
  • 眠りが浅い

1日のうちの長い時間を寝たり休んだりして過ごすことは猫にとって普通のことで、基本的には問題ありません。

上記のようないつもと寝姿が異なり体調不良を疑った時には、かかりつけの病院で診てもらうことをおすすめいたします。

まとめ

猫の睡眠時間についてや猫の睡眠時間が長い理由については以下のまとめを参考にしてください。

  • 猫の睡眠時間は子猫・老猫は18時間、成猫は12〜16時間
  • 猫が長時間寝る理由は、狩りに備えるため、暑い・寒い・雨のためなど本能的なものから天候によるものまで様々
  • 猫が寝不足になるとストレスが溜まり、元気がなくなる、食欲減退、免疫力が落ちるなどの症状が出てしまうことがある
  • 猫が寝不足にならないために飼い主ができることは、室温を適温に調整する、寝心地の良い環境の寝床を用意する、寝ている猫の邪魔をしない
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