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猫の爪とぎのしつけ方法・爪とぎ対策・おすすめ爪とぎを解説

猫の育て方

「初めて猫を飼うけど、爪とぎはどれを選べば良いかわからない。」

「猫を飼っているけど、爪とぎのしつけ方法が知りたい。」

あなたは今、そうお考えではありませんか。

猫の爪とぎはどんなものを選べば良いのかがわからない方や爪とぎのしつけ方法を知りたい方に向けての記事になります。

猫の本能的な行動に欠かせない爪とぎについて、現役の猫の下僕が解説していくよ!!

今回は、猫の本能的な行動に欠かせない爪とぎをまとめました。

猫が爪とぎをする理由


猫が爪とぎをする理由は、生理的かつ本能による習性の1つです。

猫の爪とぎには主に、鋭い爪の状態をキープ、マーキング、リラックスや気分転換、自己アピールの4種類の目的があるといわれています。

室内飼いのネコたちは特にリラックスや気分転換、自己アピールのための爪とぎが顕著で、ストレス発散やトイレの後などに爪とぎすることが多いと言われています。

それぞれの詳しい解説は下記にまとめておきます。

鋭い爪の状態キープ

猫という生き物は、元々狩りをする動物でありました。

猫にとって、爪は獲物をとらえたり、自分の身を守ったりするための大切なものであり、常にお手入れしておきたい武器のようなものです。

爪とぎをすることで、表面の古い爪のさやをはがし、するどい爪を出しています。

猫の爪の構造は、いくつもの層に重なっています。

そのため下からどんどん新しい爪が生えてくるので、爪とぎをして、表面にある古い爪の層をはがします。

猫にとっての爪とぎは、トイレに行くのと同じくらい生理的かつ本能であり当たり前のことですから、人間の都合でやめさせることは不可能と言えるでしょう。

しかし猫に自由に爪とぎをさせてしまうと、部屋中がボロボロになりますし、また特に賃貸物件においては、引っ越す際の家の修繕費が莫大な金額になりますので、望ましくありません。

そこで重要になってくるのが「爪とぎのしつけ」。
まずは猫が好む爪とぎにはどのような種類があるのかを解説していくよ。

マーキング

猫の肉球には、特殊な強いニオイを放つ臭腺「アポクリン腺」があります。

爪とぎをすることでその場所に臭腺のニオイをつけ、自分の縄張りを主張しています。

また、クマと同じように、爪の跡を付ける事でコレは自分のもの!と示しています。

ちなみにうちの猫は、私のズボンで爪を研ぐことがあります。

猫ちゃんの性格にもよりますが、これは構って欲しい・甘えたい、ご飯のおねだり、とぎ心地が良いズボンを履いている、飼い主へのマーキングなどと言った意味があるようです。

ちゃんと理由があることを踏まえると、愛らしく可愛らしすぎてどうぞ心ゆくまで爪とぎして下さいとまんまと猫の下僕になってしまいますね。

リラックスや気分転換

猫は来客などでストレスを感じたときや、気分を切り替えるために爪とぎをすることがあると言われています。

また、遊んでいてうまく狩猟ができないときなどに、突然爪とぎを始めるのも、気分を変えて気持ちを落ち着かせるために行っていると考えられます。

来客時のストレスを少しでも減らすためには、お客様が来たときにひとり(一匹)になれる空間をつくってあげるのがベストです。

高いキャットタワーの上やベッドの下など、隠れられる場所があると猫のストレス軽減にもなります。

自己アピール

構って欲しい・甘えたいときに、飼い主の関心を引くために爪とぎをすることがあります。

わざと飼い主の近くで爪とぎをしているのは、「かまって」「遊んで」というサインの場合があります。

うちの子も、見える場所からこっちを見ながら爪とぎをしたり、黒目(瞳孔)がまん丸になっていたり、尻尾をぷんぷん振り回していたり、走り回ったりして「かまって」「遊んで」と言わんばかりの行動を起こします。

そんな時には好きなおもちゃでたっぷり遊んであげましょう。

爪とぎの素材別タイプ

紙、段ボールタイプ

爪とぎ器に用いられるなかでも、非常にポピュラーな素材です。

爪が引っかかりやすいので、気に入る猫も多いです。

スーパーやホームセンターなどで気軽に購入できるだけでなく、値段が手頃なのも、飼い主には嬉しいポイントですね。

しかし、強度が弱く、重量も軽いので、力の強い猫はすぐにボロボロにしてしまったり、場所を移動させてしまったりすることもあります。

交換頻度が高く、散らかったクズをこまめに掃除したり、位置をもとに戻したりしなくてはならない点はデメリットといえるでしょう。

麻縄、綿縄タイプ

ダンボールよりも丈夫で長持ちするのが、麻縄・綿縄を使った爪とぎ器です。

キャットタワーや柱など、好みの場所に巻きつけるなどして自作することもできます。

ゴミが出にくいので、掃除の心配もほとんどいりません。

ただし、麻には独特の臭いがあるため、猫によっては見向きもしない可能性もあります。

布タイプ

布を使用した爪とぎ器は、木やプラスチックの板にカーペットのような素材を貼り付けたものが一般的です。

爪をといでもカスが出にくく、設置は床に敷くだけでOK。

おしゃれなデザインのものが多いので、インテリアにこだわる方にもおすすめです。

麻のような臭いもなく長持ちしますが、価格は紙や麻のものと比べると若干割高。

加えて、布の爪とぎ器と感触が似ているため、カーペットで爪とぎをするようになってしまうケースがあります。

木材タイプ

高い耐久性を持つ木材タイプの爪とぎ器。

多少の削りクズは出るものの、猫は本来木で爪をとぐため、猫の習性に合った素材であるともいえます。

また、猫が家のどこかで爪とぎをするようになってしまった場合、その箇所を覆うように設置することも可能です。

ただし、価格はほかの爪とぎ器と比べて高価なものになっています。

また、無骨な見た目のものが多いので、人によっては好き嫌いが分かれるかもしれません。

猫に爪とぎをしつける方法


猫が爪とぎをする理由は、生理的かつ本能による習性の1つです。

猫にとっての爪とぎは、トイレに行くのと同じくらい生理的かつ本能であり当たり前のことですから、人間の都合でやめさせることは不可能と言えるでしょう。

無理にやめさせたり、過剰に怒ったりせず、根気よく時間をかけてしつけに取り組むようにしましょう。

仮に指定した場所以外で爪をといでしまったときは怒らず、様子を観察してください。

猫のお気に入りの爪とぎの素材を知れる、良い機会です。

柔らかい場所なら紙やカーペット・ダンボール素材、椅子や家具など固いものなら麻縄や木製の爪とぎを用意してあげるといいかもしれません。

もし壁やソファ、カーペットなど指定以外の場所で爪とぎを始めたら「爪とぎをしてもいい場所」に優しく導いてあげてください。

間違っても大声を出したり、叩いたりするのはNGです。

猫の爪とぎ対策


猫が指定した場所で爪とぎができるようになるまでの対策方法はいろいろあります。

まずはさまざまな素材の爪とぎ器を複数用意し、それらを適切な場所に設置してください。

やはり猫によって好む素材は異なるので、お気に入りの爪とぎ器を特定することが先決です。

猫が爪とぎをする理由、爪とぎをしつける方法、爪とぎ対策のまとめ

猫が爪とぎをする理由、爪とぎをしつける方法、爪とぎ対策については以下のまとめを参考にしてください。

  • 猫が爪とぎをする理由は生理的かつ本能による習性の1つ。
  • 猫の爪とぎには主に、鋭い爪の状態をキープ、マーキング、リラックスや気分転換、自己アピールの4種類がある。
  • 猫に爪とぎをしつける方法は猫のお気に入りの爪とぎの素材を知ること。
  • もし壁やソファ、カーペットなど指定以外の場所で爪とぎを始めたら「爪とぎをしてもいい場所」に優しく導いてあげる。
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